皆さんはクリエイター必見の最強ツール「Loupedeck Creative Tool」(Loupedeck CT)をご存じでしょうか。
フィンランドに本社を置くLoupedeck社が開発した、PhotoshopやIllustrator、Lightroom 、Premiere、After EffectsなどAdobe製のアプリのほとんどに対応したハードウェアコントローラーデバイスです。
割り振られたキーを押したり回したりするだけで、様々なショートカットやアクション、マクロなどが実行出来る次世代のクリエイター必須ともいえるデバイスです。
日本では2020年3月12日に発売されたばかりなので、まだ知らない方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなLoupedeck CTをご提供いただいたので、機能や特徴などをご紹介させていただきます。
Loupedeck CTとは!?どんな使い方が出来るの?
冒頭でもご説明しましたが、Loupedeck CTはAdobeなどのクリエイティブ系製品に特化したハードウェアコントローラーデバイスです。
簡単に言うとクリエイター用の超高性能なキーボード。
パソコンにつないで専用のソフトウェアをインストールするだけで簡単に使用する事が出来ます。
Loupedeck CTを開封&使用レビュー
早速Loupedeck CTを開封していきます。
パッケージはこのような形。
入れ物から洗練されたデザインになっています。
開けてみると・・・
カッコイイ・・・!
本体はつや消しをした黒、マットブラックになっています。
正直この見た目だけでも欲しいと思った方は多いのではないでしょうか?
そのままPCにつなぐと、中央のホイールにLoupedeckのロゴが表示されます。
専用のソフトをインストールすると画面の表示が以下のように切り替わります。
PhotoshopやPremiereを起動していない際は、時計やその他キーボードの補助として使用できそうです。
Photoshop、Premiereで実際に使ってみた感想
Photoshop
PhotoshopやIllustratorは専用のソフトをインストール後、パソコンを再起動するだけでLoupedeck CTを使用する事が出来ます。
Photoshopを起動するとLoupedeck CTの表示が下記のように切り替わります。
Photoshopでおなじみのツールが上部に表示されます。
ツールを押すとPhotoshop上でラグもなく、押したツールに切り替わるようになっています。
また、戻るもボタンや決定ボタン(エンターキー)などもありますし、矢印キーなどもついているのでオブジェクトの移動やレイヤーの表示切替もLoupedeck CTがあれば事足ります。
Loupedeck CT自体が小さく全部が片手で届く範囲なので、キーボードのようにショートカットによっては両手を使ったりせずにすみます。
手の小さめな女性でも楽に作業が出来そうです。
カラーなどの設定も事前に設定しておくことが出来るので楽です。
Loupedeck CTの下のホイール部分がカラーパレットに変わったりと、とにかく見た目がカッコイイ!
使うのは楽、見た目は良い、作業のモチベーションもアップしそうです。
Premiere
Premiereは専用ソフトをインストール後、パソコンを再起動しPremiereを起動、メニューの編集→環境設定→コントロールサーフェスを選択し、デバイスクラスにLoupedeck CTを追加することで使用する事が出来ます。
Premiereを起動するとLoupedeck CTの表示が下記のように切り替わります。
こちらもPhotoshop同様におなじみのツールが表示され、各種ツールにラグなく対応しています。
個人的に一番気に入っている点が、ホイールを動かせばタイムラインがホイールに合わせて動く事。
左手でくるくるホイールを回してタイムラインを動かしながら、右手のマウスでモーショントラッキングの設定や、マスクをかけたりなどが簡単に出来てしまうのでものすごく作業効率がアップします。
動画編集に関わっている方には必須のツールといえます。
ホイール部分を軽くスライドすると、1フレーム動かすか5フレーム動かすかといった細かい設定も可能です。
かゆいところに手が届いていますね!
上部のディスプレイのプロジェクトやツールを選択すると、より細かいメニューが表示されます。
使用するシーンによって使い分けが出来たり、作業しながら片手で簡単に切り替えられるのはすごく楽です。
Loupedeck CTのスペックや価格
対応OS
・Windows10
・MacOS 10.13以降
・USB 2.0 A接続
サポートされているソフトウェア/ツール
・Adobe Lightroom Classic
・Adobe Photoshop
・Adobe Premiere
・Adobe Illustrator
・Pro Final Cut Pro X
・Ableton Live
上記が主に対応しているソフトウェアです。
画像編集はLightroomで、動画編集はプレミアではなくファイナルカットを使うという方も多いと思いますが、ファイナルカットも対応しているのでありがたいですね!
ちなみに今後対応ソフトは随時追加されていくようなので要チェックです。
※Loupedeckソフトウェアのダウンロードが必要になります。
Loupedeck CTの価格
公式サイトやAmazonで
サポートなどを考慮すると値段は同じなので公式サイトで購入したほうが良いかもしれません。
Bluetooth接続も今後対応予定
現在はまだBluetoothでの接続が出来ない状況ですが、デバイス内に機器は内臓されており、今後のソフトウェアアップデートでBluetoothでの接続も可能になるようです。
Bluetoothでの接続が可能になると、Macとの相性はかなり良くなりますし、外への持ち運びなどがかなり楽になりそうなので期待ですね。
Loupedeck CTの長所
一番の長所はとにかく簡単で使いやすいこと
直感的に操作が出来るので使い始めればすぐに慣れますし、普段キーボードとマウスだけで作業をしているよりも圧倒的に効率をあげて作業を行うことが出来ます。
正直これに尽きます。
作業効率があがることがクリエイターの方が一番良しとするポイントではないでしょうか。
自由にショートカットのカスタマイズが可能
専用ソフトを起動すれば自身がよく使うショートカットやアクションをPhotoshop、Premiereなどソフト毎にカスタマイズする事も可能です。
人や職業によってショートカットのクセや、よく使うツールが違ったりするので融通が利くカスタマイズが出来るのは助かりますし、既存のキーボードだとソフトの環境設定でショートカットを変更する事しかできず、細かい部分までいじることができないので、自由にショートカットのカスタマイズが出来るのはありがたいですね。
USBケーブルの取り外しが可能
ケーブルが取り外せないデバイスだと、デバイスの周りにコードを巻き付けたりしてコードを痛めたり、そもそも使用しないときの見た目がかなり不格好ですよね。
Loupedeck CTはケーブルの取り外しが出来るので収納する際や持ち運ぶ際にケーブルがぐちゃぐちゃにならずにすみますし、ケーブル自体が痛まずにすみます。
地味に良いポイントです。
見た目がカッコイイ
コンパクトかつ洗練されたデザインなので、普段オシャレなデザインをしている方も納得出来るデバイスです。
MacのMagickeyboardやMagicmouseなどと並べておくと、よりクリエイターらしく見えます(笑)
デバイスやPC関連機器を購入する際はインテリアに馴染むかを気にする方や、何かをする際にまずは形から入るという方には必須のアイテムではないでしょうか。
Loupedeck CTの短所
コスト
少し値段が張るという事でしょうか。
実際に使えばコスト以上のパフォーマンスがあるという事は分かりますが、初期コストが高いとどうしても手が出しにくいですよね。
絶対に損はしないのでぜひ興味がある方に試してみてほしいです。
有線
やはり持ち運びを考えると有線接続はネック。しかもちょっとだけコードが短いです。
キーボードやマウスが無線なのでLoupedeckCTも無線にして使いたい!という方も多いのではないでしょうか。
ただ、スペックの部分でも紹介しましたが、Bluetooth接続の準備をされているようなので短所の一つ有線接続はじきに解消されますね。
日本語対応がもう一つ
日本語環境下でも十分に使用する事が出来ますが、設定画面などが英語なので少しわかりにくい部分が多いかもしれません。
ただ、LoupedeckCTを使用される方はある程度PhotoshopやPremiereが使用できる方だと思うので、慣れたツールアイコンや簡単な英語であれば普段から使っているものなので直感的に分かるかと思います。
また、サポートに連絡すると手厚くサポートをしてくださるので、もし設定に行き詰まったり、不具合が起きた場合は連絡してサポートをしてもらいましょう。
Loupedeck CTレビューまとめ
Loupedeck CTを実際に使用してみて現時点でクリエイターには必須のこれ以上ないデバイスと言えそうだなと思いました。
価格の部分がネックですが、短所の部分でも言った通りパフォーマンスは最高です。
実際に使用してみて作業効率があがれば余裕でペイできます。
中々Loupedeck CTのようにクリエイターに特化した外部ツール・デバイスはないので、ぜひ気になった方は試してみてはいかがでしょうか?